2004年12月17日

3連単に対する基本的スタンス

これまでは、合成オッズや代用馬券の基本的な部分や考え方、具体例を説明してきましたが、今回はそれらを踏まえての現状での3連単を生かす買い方の基本となるポイントをひとつ紹介いたします。

儲けることを前提にして予想をして馬券を買う場合、基本的には2つのケースに分かれます。ひとつは「勝負になりそうで、なおかつ人気より実力がありそうな馬がいる場合」そして、もうひとつは、「多分馬券に絡まないだろうと思われる人気馬がいる場合」の2つです。儲けることを前提して馬券を買うというのは、期待値の高い馬券を買うということなのですが、期待値の高い馬券を買う場合、基本的にはこのどちらかまたは両方になっているはずです。もっと簡単に書いてしまいますと、儲けるためには、高期待値の馬を買うのか、低期待値の馬を切るのかということです。このいずれかの処理をしていないと、控除率を越える程の期待値を得ることはできないはずです。

現実的には、軸馬や相手を決めて、数頭に絞って買うというのが一般的ですが、その各馬に付けているウエイトの関係で、相対的なバランスとして、必ずどちらかに属しているはずです。上記の2つのケースは、「買う」や「切る」のように明確に処理を決めていますが、やや買うとかやや切るという扱いも馬券的には有り得ますので、その買い方で結果が出ているのであれば、双方を組み合わせて、相対的にその差を広げることで、高期待値を作り出していると言えると思います。

この2つのケースですが、それぞれで根本となる考え方や馬券の組み立て方の方向が違ってきます。

さて、まずは低期待値の馬を切るというケースですが、低期待値の人気馬がいて、しかもその馬が3着までに入らないと予想しているのであれば、そのことによって他の目の期待値を底上げしています。しかし、それを生かすためには必ず代用馬券に頼る必要があるのです。例えば、単勝であれば、2着や3着はどの馬が来てもいいわけですから、その分の馬券も含まれているわけです。しかし、その低期待値の馬が3着以内に入らないと予想しているのであれば、その分は削らないと、折角の予想が馬券として反映されていないことになります。つまり、単勝を買っていては期待値を押し下げてしまうことになります。同様に馬連や馬単も3着はフリーですから、こちらも期待値を下げてしまいます。ということで、ここで3連単による代用馬券の登場になります。3連単であれば、3着までキッチリと指定できますので、低期待値の馬が入り込む隙は無く、予想の内容が完全に生かされ、結果的に高期待値の買い目を生み出します。ということで、低期待値の馬を切る場合は、その馬を削るために代用馬券を使うと覚えておいて下さい。

続いて、高期待値の馬を買うケースですが、こちらはその馬を買うだけで、基本的に全体の期待値が上昇します。その馬の人気にもよりますが、前述の切るケースと複合しているのでなければ、相手馬を絞ることに力を割かなくても十分にプラス領域まで到達している可能性もあります。つまり、その馬を買うという行為だけで十分ペイしているということです。ですので、こちらではむしろ代用馬券で相手を無理に絞る必要はありません。逆に、相手として軽視した人気薄馬を切ったために、超高配当を取り逃がす可能性もあります。人気馬ならともかく人気薄の馬が低期待値かどうかなんて判定するのはほぼ困難で、このように高期待値と思われる馬から買うような場合には、少なくとも人気薄馬に対しては総流しのイメージの方がリスクが減る分良いはずです。このようなケースで人気薄の馬を切ることは、いたずらにリスクを上げているだけとも言えます。

しかし、3連単で総流しをしていては、かなりの多点数になってしまいますし、資金配分もしづらく現実的には買えないという可能性もあります。ですので、このような場合は、むしろ3連単を使わないことをお勧めします。他の馬券は、3連単の総流しやボックスと同等の馬券ですから、総流しに相当する分はその他の馬券で買って点数を減らします。逆代用馬券という感じになります。もちろん、このケースでは3連単を全く買うなということではなく、総流しに相当する分の点数をむやみに増やさないためにその部分を他の馬券で逆代用するということです。買い目の中でも力の入れたいところのみ3連単で構成すれば良いわけです。3連単の高配当に目が奪われてしまいますと、このようなケースでもどうしても3連単をメインで構成しがちになりますが、結果的に投資額が増えますし、資金配分が正確に出来ていないと、人気サイドの目が的中したときに想定した利益が得られない可能性も高くなります。

ということで、今回紹介したのは、3連単という馬券を使うための基本的なスタンスです。ポイントは、低期待値の馬を切る場合には代用馬券として3連単を有効に活用し、高期待値の馬から買う場合には、他の馬券で3連単の総流しイメージで買い、3連単はポイントになるところだけ買うということです。これはより多い利益とより低いリスクを追求するためのスタンスになります。もちろんそのまま実戦する必要はありませんが、基本的な考え方として必ず頭の中に入れておいて下さい。


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