2005年02月03日

好調な激走馬

 先週触れた激走馬の調子が相変わらず良いようです。激走マークはいくつかのパターンで自動的に打たれますが、先週紹介したのは、古馬のダートの条件戦で狙うものでした。先週該当した馬は19頭いて、その中で馬券に絡んだのは以下の7頭でした。
東京
1/29 12R ミスフェリチタ   2着 6番人気( 16.6倍)
1/30 10R ゼッツー      3着 6番人気( 11.6倍)
1/30 12R チアズマックス   2着 11番人気( 67.2倍)
京都
1/29 11R サワノブレイブ   1着 3番人気( 10.3倍)
1/30 8R クールセレクト   2着 9番人気(128.3倍)
小倉
1/29 7R フォーナインクロス 1着 8番人気( 39.0倍)
1/30 7R ノボリハウツー   1着 1番人気(  1.6倍)
トータルで[3-3-1-12]で、勝率15.8%、連対率31.6%、複勝率36.8%と、ほとんどが人気薄にもかかわらず好成績ですが、回収値も単勝が268円、複勝が259円と無条件に買っていても問題にならないほどです。もちろん、激走マークは過去の成績から自動的に打たれていますので、1つのレースで多数に打たれてしまうケースもあったり、あるいは狙う場合でも、軸にするかヒモにするか等、最終的な取捨の判断をすれば、成績は間違いなくさらに良くなるはずです。

 先週も紹介しましたように、このパターンが常に有効ということではなく、この冬の時期は特に有効だということです。より正確に言えば、期待値的にはほぼ年中高いのですが、この時期がより好走しやすい時期だということです。古馬のレースには、前年秋から新馬戦や未勝利戦が無く、新しく下から上がってくる勢力というものがいなくなります。ですので、その後は基本的には勝ち抜け状態となり、全体的には時間の経過とともにレベルは低下してきます。秋からすでにそのような状態になってはいますが、秋は休み明けで出てくる馬が多くいたり、降級馬もまだ多数いる関係上、下から上がってこなくてもレース単位で見れば常に新興勢力が加わってきているケースも多く、レベルはなかなか落ちません。また、冬場の条件戦は芝のレースが減ってダート戦が増えることも好条件で、レース単位で見れば、戦力が分散しますのでよりレベルが低下することになります。2・3歳限定の500万以上のダート戦はレベルが高くなることも多く、そこで好走しているということは、もともとダートに対する素質が高かったことは明白ですし、さらに全体的にレベルが低下することで、凡走し続けていた馬でも何かのきっかけがあれば浮上してくる可能性が高くなっています。冬場はこのような条件が相乗効果で組み合わさって、好走する可能性と期待値を高くしているということだと思います。

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