2006年04月05日

POG

 ここのところ、5月に発売の予定の「競馬最強の法則DIGITAL」の次の号の原稿の締切で、原稿を書いていたんですが、ようやく終りました。5月というと、もう次の2歳馬のPOGがスタートする季節でして、この時期に出る本はのそのネタが多くなるわけですが、私も今回はPOGについて書いてみました。というのも、次の2歳馬から完全にサンデーサイレンス産駒がいなくなります。もちろん、ディープインパクトをはじめ、古馬にはまだまだ残りますので、競馬全体からすれば、サンデーサイレンスの影響はあと数年は残りますが、世代が完全に分離されているPOGでは、一足先に完全にサンデーサイレンス産駒のいない世界がスタートするわけです。単にPOGということだけでなく、通常の予想においても、将来の血統的な傾向を予測するために、この世代でどのような系統の馬が活躍するのかというのは大変興味が湧くところです。

 実は、その原稿でも少し触れていますが、一番最初のMS-DOS版のターゲットの開発動機は大きく分けて2つありまして、ひとつは指数計算の自動化ですが、もうひとつは、このPOGの集計を自動化するというものでした。ですから、ターゲットは開発当初からPOGを大いに意識して作られてきていますし、その後の開発でも、血統関係を含め、POGは今でも意識して開発しています。まあ、今となっては、MS-DOS版の当時を知っている人はほとんどいないかもしれませんが、個人的には今のTARGET frontier JVはまだまだMS-DOS版に及んでいないと思っていたりもします。もちろん機能では優っていますが、完成度という意味でですね。MS-DOS版は全てアセンブラで開発されていましたので、これを超えるのはかなり難しいかもしれません。まだまだ精進が必要のようです。

 集計機能が欲しいということは、もちろん当時からPOGに参加していたわけですが、1990年代初めの当時は、当然のことですが、サンデーサイレンス産駒はいないわけで、昨今のPOGとは全く様相が違っています。実は、その後、サンデーサイレンス産駒が次々と登場して、POG対象期間中の多くの重賞を勝って行くようになると、以前からPOGをしていた私のような人にとっては、逆にPOGの馬の選択が、サンデー産駒のくじ引きのようになってしまって、面白みが半減してしまっていたわけです。それ以前は、まだまだ情報もデータも少ない中、手作業でデータを集計しては馬を選択していたわけで、もちろん今のように評判馬や話題の良血馬といえる馬も毎年いましたが、その大半は期待を裏切っていましたので、そういう馬はむしろ選びませんでしたね。逆に全く評判にならないような馬が活躍することも多く、POGの難しさを実感していました。サンデーサイレンス登場以降のPOGはまさに逆で、評判馬や良血馬の中から活躍馬が出る可能性が高くなっていまして、馬を選ぶという面白さが減ってしまっていました。そのために、近年はPOG自体にも参加していませんでした。

 ということで、今年からはそのサンデーサイレンス産駒がいなくなりますので、POGの中身が大きく変わることは間違いありません。ただ、父サンデーサイレンスという馬は消えますが、血統表の中にはサンデーサイレンスの血は大量に残りますので、以前の選択が難しい状態にすぐに戻るなんてことも無いかと思います。今後の傾向の推測というか、考え方やデータをその原稿の方に書きましたので、興味のある方は御覧下さい。

 ということで、こちらが終りましたので、TARGET frontier JVのバージョンアップの方を来週中に行なう予定です。前回少し機能を紹介しましたが、あれからまたいくつか追加していますので、その紹介はそのときにでも。まあ、大きなところでは、外部指数を出馬表に表示するようにしたことくらいです。


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