2006年10月20日

テスト版の出力機能について

 現在のテスト版では、馬データ画面と成績画面もカスタマイズ可能なっていますが、馬データ画面の横幅の自動調整機能がちょっと問題で、画面を広げても、馬を切り換えただけで元に戻ってしまうという状態になっていまして、何件か質問を受けていますが、こちらは、設定メニュー内の「画面の横幅を自動調整する」のチェックを外せば横幅は固定されます。また、この自動調整自体、次回からは、最大幅に調整するようにします。

 また、馬データ画面のラップタイムですが、現在は画面サイズに応じて項目幅も決まるようになっていますが、これですと、長い距離だと画面サイズやフォントサイズ、レイアウトによっては見にくくなる場合がありますので、こちらは、ラップタイム項目の幅は、ハロン数で自動的に最大幅に調整するようにします(幅半固定)。また、これにより、現在の左寄せだけでなく、右寄せ表示の指定も可能にします。

 この2つの画面に対して行なったカスタマイズ機能は、これまでと基本的には同様ですが、出力機能が違ってます。画面イメージの出力機能は、基本的には画面内の表の部分がメインで、特にCSV形式では、各項目を基本的には1行で表現する必要がありますので、表が基本となります。ですが、これらの画面では、例えば、馬データ画面では、戦歴部分以外に、画面上部の馬の馬名をはじめ、血統や毛色、あるいは着度数、馬コメントのような固定されたデータがあります。HTML形式では、それらを表の外に出力することが可能ですが、CSV形式では、データとしての仕様がありますので、そう簡単には行きません。戦歴だけをデータとして並べても、その馬のこれらのデータはそこには含まれないわけで、データとして、エクセル等へ移行したり、または蓄積する場合に、これをどう扱うかが問題になります。

 馬データ画面では、出力メニュー(F8)の下の方に、「馬データエリアの項目を設定する」というメニューがあり、これを実行すると、これらの馬に関する固有のデータ(馬データエリア)の項目の内容及び順番を任意に指定できるようになっています。つまり、何戦もある戦歴のデータとは別に、この馬データエリアのデータが別にひとつできるわけです。そして、戦歴データを出力する場合、この馬データエリアの部分を、戦歴の先頭行として出力するか、あるいは、各戦歴データの前部として結合して出力するか、あるいは、後部に結合して出力するかを指定できます。前者は馬データエリアのデータのあとに戦歴データが複数来る形式になり、後者は、各戦歴データ内に馬データが重複して含まれる形式になります。それぞれ、扱う形式によって指定できます。また、馬データエリアだけを出力することも可能です。これによって、CSV形式ではかなり自由度の高いフォーマットを作成することができます。また、現状では、出馬表からそのレースの全馬の同形式を一括して出力可能ですので、予想等に利用可能かと思います。また、次回のバージョンアップでは、馬データ検索からも一括出力が可能になりますので、これによって、基本的には任意の馬グループのこれらの一括出力が可能になり、項目の内容だけでなく、その出力範囲も自由になります。

 また、これは、成績画面でも同じで、成績画面の表内のデータは、各馬の成績データで、基本的にはこれがメインのデータとして出力されます。しかし、成績画面にも、上部にあるようなレース名や各条件等、そのレースの固有のデータがあり、これらは各馬の成績データ内には含まれていません。成績画面の出力メニュー(F8)にも同様に「レースデータの項目を設定する」という機能があり、この成績の上部の項目や基準タイムや平均タイム、ラップタイムや配当、レースコメント等を指定できます。こちらも、このレースデータのみの出力も可能です。そして、同様に、このレースデータを、各馬の成績データの先頭行として付加するか、前部あるいは後部に結合するか指定できます。そして、この成績画面の各出力も、戦歴・レース検索から一括出力が可能ですので、こちらも、項目だけでなく、その範囲も任意に指定可能ということになります。

 これまでの出力機能も含め、現状では出力のバリエーションは、その組合せも合わせれば、相当な数があるはずで、私自身、実数は把握していません(ちょっと数え切れません)。また、これらの新規に作成している出力は、項目の追加等も容易ですので、今後も拡張される予定です。現在、買い目画面のHTML形式出力を作成中ですが、こちらは、画面は従来のまま変更せず、出力のみカスタマイズ可能にする予定で、今後、出力を作成する場合、HTML形式とCSV形式であれば、この方式、つまり項目のカスタマイズ可能が基本になるかと思います。


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