2008年11月19日

ターゲットのポータブル化

 TARGET frontier JVの環境設定の「基本ファイル・フォルダ」内の一番下にある「各フォルダパスの指定を相対化して保持する」にチェックが入っていると、ターゲットは基本的にはポータブルになります。こちらは、以前からバージョンアップで使用していると、オフになっていますが、最近のバージョンからは初期値でオンにしてあります。

 こちらにチェックが入った状態でターゲットを終了し、そして、ターゲットをインストールしたフォルダ(通常はTFJVフォルダ)を丸ごとコピーすれば、そのコピーした先でも中のTFJV.EXE(ターゲットのアイコンの付いたファイル)を実行すれば起動し、基本的には正常に動作するはずです。

 「基本的には」というのは、フログラムをインストールしたフォルダとは別のフォルダを何等かの指定で利用しているような場合には、それらへの対応が必要ですし、また、Windows VISTAで、C:\Program Files内にインストールしている場合にも、UACの関係で単純なコピーでは動作しません。ですので、Windows VISTA以外で、通常の方法でインストールして、他フォルダを設定していなければ、まず問題ありません。フォルダの丸ごとコピーでまず動作します。

 例えば2ヶ所のコンピュータでデータを同期させて利用したいというような問い合わせは多くあるのですが、以前はそれぞれ別にインストールして、データをセットアップし、個人データだけをコピーして共有するという方法を基本として考えていましたが、やはり個人データも様々有り、そのコピーは結構大変な作業ですので、現状であれば、このポータブル化の方がより現実的で実用的です。

 例えば、最初からポータブルHDD内等にターゲットをインストールするか、あるいはインストール済みのターゲットを丸ごとコピーするということです。そして、常にポータブルHDD上でターゲットを利用するようにすれば、動かすコンピュータは問いません。HDDをつなげばどこでも動作します。この状態であれば、一応Windows VISTAでの動作も確認はしていますが、現状ではVISTAの場合には保証はできません。

 また、この場合、注意することは、JV-Linkはポータブル化はできないということです。データ登録等を伴う場合の作業をする場合には、そのコンピュータにはあらかじめJV-Linkがインストールされている必要があります。JV-Linkは、通常は2つのキーが発行されますので、デスクトップとノート等、2台にインストールしておけば、ポータブルHDD内にインストールしたターゲットは、どちらと接続しても動作しますし、どちらでいつデータ登録しても構いません。

 ただ、もうひとつ注意して欲しいのは、ターゲットの体感処理速度は、ドライブへのアクセス速度に比例するということです。ターゲットの作業のほとんどはHDD等へのファイルのアクセスで、この速度が遅いと、全体的に処理速度が遅く感じてしまいます。逆に、この速度だけを改善することでよりスピーディに動作することにもなります。ですので、外付けのドライブを利用する場合でも、なるべく高速なドライブや接続方法を選択するようにしてください。コンピュータの性能がいくら良くても、この部分の速度がネックになって動作が重く感じている場合もかなりあるかと思います。

 また、ポータブルHDDを利用する場合、やはりHDDですので、移動中の衝撃等でドライブ自体がダメになるリスクというものは常に考慮して下さい。特に外で使うような場合には注意が必要かと思います。そのターゲット自体をメインとするのであれば、やはり個人データのバックアップは必要かと思います。ですが、最近では外付けのポータブルSSDも安価で登場していますので、衝撃が気になる場合には、こちらを選択するという手もあるかと思います。

 で、もっと手軽にできないかということで、メモリーカード上での動作もテストしてみました。先日東京競馬場に行く機会がありましたので、ネットブックでの体感テストも兼ねて、携帯電話やデジカメでよく利用されているmicroSDカード(8G)内にTFJVフォルダをコピーして、実際にその上で利用してみましたが、基本的には問題ありませんでした。つまり、外付けHDDではなくても、メモリーカード上でもターゲットが利用可能ということです。ただし、メモリーカードについては、まだまだHDD等と比較するとアクセス速度が遅く、特に書き込みの速度がネックになるものが多いので、利用する場合や選択する合には、その辺りの注意が必要です。この辺りについては、新しいものが出るたびに速度は上がっていますので、次第に改善されてくるかと思います。現状でも、検索等をせず、馬券の購入くらいであれば、特に問題は無い感触でしたが、やはりデータの書き込みが遅いので、オッズのダウンロード等には処理時間がかかっていました。HDDに余裕があれば、そこにコピーしてから利用した方が良いかもしれません。でも、microSDカードは1円玉よりも小さいわけですが、その中で20年分以上のデータを持ったターゲットが動作していると思うと、かなり不思議な気分を味わえました。


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