2012年12月21日

TARGET frontier JV Ver5.74b(テスト版)を公開しました

 TARGET frontier JVのテスト版(Ver5.74b)を公開いたしました。今回も画面の拡大等の機能がほぼ全画面に渡っていますので、テスト版での公開としました。今回の追加機能の一覧は下部にあります。

・多数の画面で、表以外の文字等の拡大の設定が可能/拡大比率の指定が可能
・環境設定の画面表示内に、各画面の拡大指定等の一覧画面(画面文字等サイズ一覧画面)を新設

 これまでは表内のみで文字サイズの変更が可能でしたが、このバージョンからは、表以外の部分のボタン等の文字サイズを画面ごとに拡大指定できるようになります。また、拡大比率にいては全画面で共通となりますが、80%〜200%で任意に指定できます。ノートパソコン等で、画面のサイズがそれほど大きくないにもかかわらず、フルHD等の高解像度の画面が利用されている場合には、Windowsの設定として初めから高いDPI値が設定されている可能性が高く、これまでのターゲットは、表以外の部分の文字が小さくなっていた場合があるかと思いますが、こちらの機能で、その他の部分も拡大できるようになります。また、DPIに関わらず、ボタン等の文字が小さいと感じている場合にも有効かと思います。ただし、メニューの文字サイズはシステムで既定されていますので、こちらには反映されません。メニューの文字サイズは、Windowsの設定で変更できます。

・出馬表、出馬表レース選択画面、成績画面、馬データ画面、レース検索画面等から、パドック映像の再生が可能(最新のJV-LinkとJRAレーシングビュアー再生サービスへの登録が必要です)

 パドック映像の呼び出しがターゲットからも可能になりました。こちらは、最新のJV-Linkが必要ですが、レーシングビュアーに加入していれば、レース映像、調教映像に加えて、パドック映像の再生が可能になります。映像は、発走15分前までには提供されるようです。

・出馬表分析で、クリップボードからのワークデータの読み込みで、タブ区切りの読み込みが可能
・馬データ検索で、クリップボードからのワークデータの読み込みで、タブ区切りの読み込みが可能

 出馬表分析と馬データ検索の2つの画面で、ワークデータへの読み込みとして、タブ区切りのCSV形式のペーストに対応しました。これにより、エクセルから直接ペーストでワークデータの読み込みが可能になります。ワークデータですので、現状ではキーとなるレースIDや馬名の項目が必要になりますが、今後は、このキー無しでの直接のペーストも検討しています。また、同様にキー無しでの各コメントへの一括ペースト機能も検討しています。単純にエクセル等の列をコピーして、画面の上から順にコメント項目として貼り付けて取り込むという機能を作成する予定です。取り込み時には確認のためにワンクッション起きますが、基本的には直接ペーストできることになります。

・馬券シミュレーションで、マーク機能を追加(右クリックでのマーク・削除機能)
・馬券シミュレーションで、マークしたデータの、全馬、1着馬、A,B馬等一覧が可能
・馬券シミュレーションで、マークしたデータのレース集計、レース収支の表示が可能
・馬券シミュレーションで、マークしたデータのみの集計の常時表示が可能
・馬券シミュレーションで、各配当額、配当人気でマークが可能
・馬券シミュレーションで、的中配当合計、回収率でマークが可能
・馬券シミュレーションで、レースIDを読み込んでマークが可能

 馬券シミュレーションにマーク機能を付けました。用途としては、マークしたデータのみを対象とした集計が可能になります。下部のマーク集計ボタンを押すと、集計エリアが表示され、マーク状態がリアルタイムで集計に反映されます。また、マークしたデータを一括して削除等することも可能です。マークの機能については、現状では上記の通りですが、今後の追加も検討しています。

・休養期間・長期休養期間の定義(間隔週数)が可能(環境設定の基本環境・全般)

 現状、10週以上のレース期間での休養判定及び26週以上の期間での長期休養判定の週数を指定可能にしました。緑色や赤色でのレース間隔の表示だけでなく、レース間隔別の集計や「休み明け〜戦目」の集計等にも反映されます。環境設定の基本環境・全般で設定可能です。


・レース印、チェック馬印、コースグループマークの色の選択肢を16追加(追加分では任意の色の指定が可能)
 レース印、チェック馬印、コースグループマークに指定できる色を16色から32色に拡張いたしました。追加した16色は、任意の背景色と任意の文字色を指定可能です。ただし、この3つで共通ですのでご注意下さい。

・出馬表レース選択画面で、馬印1〜8の各印数項目を追加

 出馬表レース選択画面の項目として、馬印1〜8のそれぞれの馬印の個数の表示が可能になりました。馬印の利用方法にもよりますが、例えば前日等に予想して、予想したレースのみ馬印が設定されているような使い方の場合には、レース選択画面で馬印の個数がわかりますので、どのレースが予想済みなのかがすぐにわかるようになります。

 また、出馬表分析等で、複数のレースに一括して馬印を設定するような使い方の場合には、どのレースに印が設定されているのかがすぐにわかります。

 これまでは、どちらの使い方でも、レース印やレースコメント等を別に設定しないと当該レースが簡単には判別できなかったかと思いますが、こちらの機能を利用すれば、その印の使い方によっては、特に何もせずともレースが判別できます。全ての馬印の印の個数を表示する必要は無く、このような使い方をしている馬印のみ表示項目として設定すれば有効に機能させることができます。

・WIN5データ画面で、同着時の2行表示に対応(設定が可能)
・WIN5データ画面で、同着時の改善(下部の馬番、馬名、人気/上部水色表示)

WIN5での同着については、ある程度は対応していましたが、先日実データが得られましたので、特にWIN5データ画面で、より細かく正確に対応するために改善したものです。初期設定で二段表示になりますが、以前の表示に戻すことも可能です。他の箇所でもいくつか対応しています。

・レース検索の各集計画面で、指定した集計内容の項目を整形テキスト形式でワークデータにコピーが可能
・レース検索で、集計画面の項目として「集計タイトル」を追加
・レース検索の集計画面として、個別レース別の集計が可能

 こちらは少々わかりにくいかと思いますが、各集計画面で、表内をドラッグして範囲選択した場合、その選択した内容を、その集計の元になっているデータのレース一覧内のワークデータにコピーするというものです。例えば、種牡馬別の集計を開いて、その連対率を全て範囲選択し、右クリックでこちらを実行すると、その連対率が元のデータのワークデータとして表示されます。つまり、レース一覧を開いたときに、個々のデータの種牡馬の連対率がワークデータ内に表示されるということです。

 他の使い方としては、例えば東京競馬場のレースの全馬を検索して、まずマーク機能で関西馬にマークをします。その状態で個別レース別集計を開き、マーク率の部分を見ると、それはそのレースの何%が関西馬なのかということがわかりますが、こちらを選択してワークデータにコピーすれば、レース一覧の全データにそのレースの関西馬の占有率が入るわけです。そして、そこからデータを絞って、ワークデータ別の集計等をすれば、東京競馬場にわける関西馬の占有率別等の集計等が可能になります。ただし、ワークデータの場合には、まだ数値を割合として見た場合の範囲別の集計はできませんので、区分が細かくなってしまい、見づらいかもしれません。こちらは今後対応を検討するかと思います。
 コピーできる項目は整形テキスト形式でコピーされますので、複数でも構いません。そして、今回追加した「集計タイトル」や項目名も含めてコピーすれば、コピーした場合に、レース一覧で見たときに何がコピーされたのかがわかりやすくなります。

 注意する点としては、選択範囲した集計項目に同一データが複数該当する場合があり、そのときには、上から順に複数回コピーされることになります。その場合、上書きや追加等の指定によっては内容が変わりますのでご注意下さい。なるべく、複数の条件が該当しないようにコピーした方がわかりやすいかと思います。




今回追加された機能一覧

・多数の画面で、表以外の文字等の拡大の設定が可能/拡大比率の指定が可能
・環境設定の画面表示内に、各画面の拡大指定等の一覧画面(画面文字等サイズ一覧画面)を新設
・出馬表、出馬表レース選択画面、成績画面、馬データ画面、レース検索画面等から、パドック映像の再生が可能(最新のJV-LinkとJRAレーシングビュアー再生サービスへの登録が必要です)
・休養期間・長期休養期間の定義(間隔週数)が可能(環境設定の基本環境・全般)
・レース印、チェック馬印、コースグループマークの色の選択肢を16追加(追加分では任意の色の指定が可能)
・調教師データの管理馬、馬主データの所有馬、生産者データの生産者に全年齢範囲検索を追加
・騎手コードの無い地方・海外成績の騎手名の検索の精度と範囲を改善(重複の可能性のある場合にはデータ表示時に明示/現状では外国人騎手のみ)
・出馬表レース選択画面で、馬印1〜8の各印数項目を追加
・出馬表レース選択画面で、今回のレースの全馬を馬データ検索で一覧(ワークデータ付き)
・出馬表レース選択画面で、今回のレースをレース検索で一覧
・出馬表分析で、クリップボードからのワークデータの読み込みで、タブ区切りの読み込みが可能
・出馬表分析で、休み明け2〜5戦目、休み明け、長期休み明けでの抽出が可能(抽出メニュー内)
・出馬表分析で、明けn戦目項目の追加
・出馬表分析の集計で、ワークデータ1、2、1x2別集計・抽出が可能
・馬データ検索で、クリップボードからのワークデータの読み込みで、タブ区切りの読み込みが可能
・馬データ検索の集計画面で、ワークデータ別集計が可能
・WIN5データ画面で、同着時の2行表示に対応(設定が可能)
・WIN5データ画面で、同着時の改善(下部の馬番、馬名、人気/上部水色表示)
・IPAT口座の名称の設定が可能(半角4字/全角2字以内)
・レース検索の各集計画面で、指定した集計内容の項目を整形テキスト形式でワークデータにコピーが可能
・レース検索で、集計画面の項目として「集計タイトル」を追加
・レース検索の集計画面で、2コーナー通過順別、前走2コーナー通過順別集計が可能
・レース検索の集計画面として、個別レース別の集計が可能
・レース検索の馬体重別集計で、集計項目を追加(今回増、同、減)
・レース検索で、検索条件として、騎手・調教師の所属を追加
・レース検索で、レース単位のワークデータの読み込みが可能(馬番無レースID)
・レース検索で、単人気、複人気、前走人気別の集計で範囲の指定が可能
・レース検索で、同一レースの最高斤量、最低斤量でマーク(単純値、牝馬2キロ増、馬齢重量差)が可能
・レース検索で、前走単オッズ、前走複オッズ、前走複シェア、前走複人気の各項目を追加
・馬券シミュレーションで、マーク機能を追加(右クリックでのマーク・削除機能)
・馬券シミュレーションで、マークしたデータの、全馬、1着馬、A,B馬等一覧が可能
・馬券シミュレーションで、マークしたデータのレース集計、レース収支の表示が可能
・馬券シミュレーションで、マークしたデータのみの集計の常時表示が可能
・馬券シミュレーションで、各配当額、配当人気でマークが可能
・馬券シミュレーションで、的中配当合計、回収率でマークが可能
・馬券シミュレーションで、レースIDを読み込んでマークが可能
・馬券シミュレーションで、1〜3着馬の外部指数順位項目
・その他細かい改良とデバッグ



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